D1GP Rd.9 10月30日(土)
単走ファイナル
順位 | 選手 | スコア |
---|---|---|
優勝 | 中村直樹選手 | 98.13 |
5位 | 植尾勝浩選手 | 97.18 |
奥伊吹から好調をキープする中村直樹選手はオートポリスでも絶好調。
単走1本目でただ一人98点台をマークすると、シリーズランキングを見据えて単走優勝を確実なものにするため2本目も果敢に攻める。
しかしゾーン2を外した。その時点で攻める事をやめタイヤを温存する冷静さをみせた。
大会直前にマシントラブルに見舞われ出場が心配された植尾勝浩選手でしたが、チーム一丸となって修理にあたり、無事に出走にこぎつけた。
単走1本目は大きくコースアウトするミスを犯すも、2本目は高速ドリフトをキッチリと決めて5位の位置で追走トーナメントへ進んだ。
追走トーナメント
結果 | 選手 |
---|---|
5位 | 中村直樹選手 |
10位 | 植尾勝浩選手 |
中村選手のベスト16の対戦は地元九州の渕上選手。先行ではスタートから渕上選手を引き離し3点のアドバンテージを取ると追走では「7.5」の追走ポイントを獲得し快勝。
ベスト8の対戦はGRスープラの松山選手。先行で1ポイントリードするも、入れ替えての追走ではセクター3辺りで駆動系にトラブルが発生し姿勢を乱して敗退となってしまった。
それでも予選をトップで通過していたので5位でRd.9を終え、シリーズランクも1位をキープした。
植尾勝浩選手のベスト16はSRエンジンを搭載した村上選手との対戦。パワー差で大きなアドバンテージを持っている植尾選手でしたが、単走でのコースアウト時のダメージでオイルが漏れてしまいリタイヤを余儀なくされ、10位でRd.9を終えた。
D1GP Rd.10 10月31日(日)
単走ファイナル
順位 | 選手 | ポイント |
---|---|---|
優勝 | 中村直樹選手 | 98.87 |
13位 | 植尾勝浩選手 | 95.71 |
前日のマシントラブルで心配された中村直樹選手でしたが、大阪からパーツを運んで朝までにマシンを修復して単走に間に合わせる事が出来た。
そしてその結果は、またしてもただ一人の98点台で単走優勝を手にしました。
同じく前日のマシントラブルで心配された植尾勝浩選手は、一度ファクトリーに戻ってVRエンジンを積み替えてオートポリスに戻って来た。
95点台とスコアは振るわなかったが、全選手がスコアを伸ばせず、13位で踏みとどまった。
追走トーナメント
結果 | 選手 |
---|---|
優勝 | 中村直樹選手 |
4位 | 植尾勝浩選手 |
植尾勝浩選手はベスト16でシリーズランキング2位の強敵横井選手との対戦となった。
お互いにミスのある対戦でしたが僅差で植尾選手が勝ち上がった。
ベスト8の対戦は内海選手のでミスが大きく勝負あり。
中村直樹選手はベスト16を順当に勝ち上がり、ベスト8で北岡選手と対戦。
北岡選手に8点の追走ポイントを許してしまった中村選手はゾーン不通過もとられ窮地に追い込まれた。
入れ替えの追走では8点を取り返すが僅かに届かないところ、北岡選手のフライングがとられ勝利した。
ベスト4では中村選手と植尾選手が初対戦のVALINO対決となった。
中村選手は先行でDOSS点「98」の走りをみせ、植尾選手は3ポイントしかアドバンテージを得れなかった。
入れ替えの2本目で植尾選手も「98」のDOSS点を出すが、中村選手が後追いポイント「9」で逆転。
ファイナルの対戦相手はこの日絶好調のベテラン上野選手との対戦となった。
中村選手の先行ではお互いにコースアウト、追走では上野選手のコースアウトはあるものの追走ポイントを1ポイントしか取れず、サドンデスにもつれ込んだ。
サドンデスの一戦は上野選手のミスとコースアウト、中村選手の追走ポイント「8」で大差がついて今シーズン3勝目を中村選手が手にしました。
シリーズランキングでは、単走シリーズ、追走シリーズ共にガッチリ首位をキープしたまま最終戦を迎える事となりました。
【中村直樹 選手】今季3勝目でシリーズ王者に王手! D1GP Rd.9 /10 AUTOPOLIS │Naoki Nakamura VALINO TIRES