追走トーナメント
BEST16の末永正雄選手との対戦からスタートダッシュを決める。まず追走では「11」の後追いポイントをもぎ取り入れ替えての先行では「98」のDOSS点を獲得し、末永選手の追撃を退けた。
続くBEST8ではランキングトップの横井昌志選手との対戦。ここでも追走では「10」と2桁の後追いポイントを出すが、横井選手も「99」のDOSS点で簡単には譲らない。入れ替え2本目の先行でも「98」の高得点を出した中村選手が逃げ切った。
セミファイナルで迎え撃つのは、今年2敗を喫している小橋正典選手。1回では勝負がつかずサドンデスとなる。
仕切り直しの対戦は小橋選手が追走で高いDOSS点を出し窮地に追い込まれるが、追走にまわった中村選手はここでも「10」の後追いポイントを獲得して決勝進出を決める。
ファイナルでは初対戦の目桑宏次朗選手が相手。中村選手の追走からスタートしここで中村選手が快挙を見せる。
DOSS点は先行の目桑選手と同じ「97」を獲得しながら後追いポイントをフルマークの「12」で今季初優勝に手をかけると、入れ替えでは後追いポイント「10」で追いすがる目桑選手をDOSS点「98」で退けて優勝。
D1GP史上に残る名勝負の決勝戦となった。