単走ファイナル

98点台を出す選手が3名しかいない中、目桑選手は2本とも98点台をマークして見事D1GPでは初の単走優勝を飾りました。
D1GPルーキーのヴィトー選手は7位で通過し、開幕戦に続いて追走へ進みました。
2022年ニューマシンを投入した中村選手はV8スーパーチャージャーエンジンに不安を抱えながら1本のみのアタックで見事9位通過を果たしました。
山口選手は17位、秋葉選手は18位と僅かに届かず単走で姿を消してしまいました。
開幕戦ではマシントラブルで走れなかったD1GP唯一の女性ドライバー下田選手は果敢に挑むも一歩届かず、追走進出は次戦以降に期待。

追走トーナメント

開幕戦に続いて追走へ進んだヴィトー選手でしたが、松山選手のGRスープラに少しおいていかれてしまい、ベスト16で敗退しました。
単走優勝の目桑選手はベスト16では余裕の走りで勝ち上がり、ベスト8で中村選手との対戦。
2021年の奥伊吹を思い出させる見ごたえのある接戦を繰り広げるも僅かに及ばす敗退しました。
植尾選手はベスト16で蕎麦切選手を経験の差で退け、ベスト8では川端選手、ベスト4では松山選手との対戦。先行でも追走でも高いDOSS点を維持し勝ち進みファイナルへ進出しました。
エンジンに不安を抱えた中村選手でしたが、ウェットコンディションとなった奥伊吹でまさに水を得た魚の様に勝ち上がっていきました。
D1GPでは初となるファイナルでのVALINO対決は中村選手と植尾選手の対戦となりました。
DOSS点を確実にとる植尾選手と尋常じゃない後追いポイントを稼ぐ中村選手との戦いは中村選手に軍配があがりました。
ファイナルまでの4回の追走で中村選手が獲得した追走ポイントは実に40.5ポイントでした。

単走ファイナル

前日の追走から一転、ドライコンディションに変わった奥伊吹。
Rd.2の優勝で波に乗った中村選手が、ただ一人99点台をマークし単走優勝を獲得しました。
前日単走優勝者の目桑選手は97点台にとどまり7位から上位を狙います。
Rd.1ではリタイア、Rd.2でも点数を伸ばせてなかった秋葉選手は11位で追走進出。
2022年D1GPデビューの下田選手は2本とも96点後半の得点で初の追走進出を決めました。
Rd.2で準優勝だった植尾選手はドライでは上手く合わなかったのか、単走で姿を消しました。
ヴィトー選手と山口選手は単走を走ることなくリタイアとなりました。

追走トーナメント

単走優勝の中村選手は、ドライコンディションに変わっても精度の高い追走を魅せ続けました。
ベスト16では速度差のあるSRエンジンの波紫選手にも見事に合わせて11.5ポイントをとって圧勝。
ベスト8では藤野選手を相手にしても9.5ポイントの後追いポイントを獲得して勝ち上がり。
末永選手とのベスト4の対戦は10点の追走ポイント奪われましたが、入れ替えで10点を取り戻して勝利。
ファイナルではライバル横井選手との対戦。高いレベルの対戦はサドンデスにもつれ込みました。
僅差の戦いはわずかな差で中村選手が勝利して連勝を飾りました。
下田選手はD1GPで初めての追走相手は増田選手。後追いではおいて行かれるも諦めずに走り切る。
入れ替えての先行では後追いの増田選手のミスもあり逆転。自身初で歴代女性ドライバーとしても初めてのD1GP追走の勝利を獲得しました。
ベスト8では末永選手との対戦。敗れはしましたが後追いポイントも獲得して健闘しました。
目桑選手は蕎麦切選手との対戦。後追いでは11点の追走ポイントをもぎ取りベスト8へ進出。
ベスト8は珍しく後追いで大きなミスを犯し、北岡選手に接触してしまい敗退しました。
秋葉選手は横井選手を相手に果敢に挑み、5点の後追いポイントを奪うもベスト16で敗退となりました。